宗谷本線

音威子府 おといねっぷ 有人駅
中川郡音威子府村字音威子府
大正元年11月5日開業
標高42m 370人
2面3線
旭川より129.3キロ
咲来より4.6キロ
みどりの窓口
840-1640
駅前全日食チェーン
800-2100
2002.3.16下車

●咲来→音威子府の車窓

牧草地帯を北上する。離農地も目立ち,両側を山に囲まれているせいか,鬱屈とした雰囲気だ。右にスキー場が見えてくると,まもなく音威子府市街に入り,久しぶりに人の気配がしてくる。

●音威子府駅

音威子府は名前も印象的で,宗谷本線を象徴する駅といってよいだろう。長時間停車する列車も多いので,容易に途中下車することができる。夜行の特急利尻は真夜中に停車するが,明日の出番を待っている車両と,オレンジ色のホーム灯が印象的だ。
音威子府まで来るとかなり北まで来たという感じがするが,音威子府は旭川と稚内のほぼ中間である。北への旅路は長い。
駅舎は1990年築の山小屋風の建物で好印象。内部にはJRの窓口と宗谷バスの窓口,立ち食いそば,天北線資料室がある。音威子府のそばは黒く太い麺が特徴で,道内の駅そばの中でも秀逸だと思う。お土産用の乾麺もある。
音威子府村は大正5年に中川村から分村し,当初は常盤村を名乗っていたが,昭和38年に駅名に合わせて音威子府村と改称した。鉄道開通以来,SLの終結する鉄道の町として発展したが,昭和40年代以降は過疎化の一途をたどり,現在北海道第3位のミニ村となっている(2000年国勢調査,人口1334人)。
村の人口に比べて駅の利用者は多いが,これは枝幸,浜頓別方面の人たちが旭川,札幌方面に行く場合,バスや車で音威子府まで来て,特急列車に乗るため。特に冬はこの地方特有のブリザードが発生するため,鉄道は今なお重要な交通手段になっている。

15時45分頃,上下の特急サロベツ,稚内行き普通列車,旭川行き普通列車と,4本の列車が集結する。一日でいちばん賑わうひと時。 夜には構内が赤く照らされ,暖かい雰囲気になる。特急利尻が到着するときもこんな感じ。夜間駅舎は施錠しないが,待合室での宿泊は不可。
木のまちらしい改札案内板。 駅舎の一角に天北線資料室がある。
有名な駅そば。真っ黒いそばで,私は全国の駅そばでここがいちばんおいしいと思う。16時まで。 枝幸,浜頓別方面からバスや自動車でやってくる人も多く,特急が発着する時間帯には賑わう。
駅前風景 駅前にあった「大衆食堂」。


音威子府名物「鮭みそパン」。写真は天塩川温泉で買った「鮭の照やき」だが,同じようなものだと思う。音威子府駅前の店で売っているらしい。500円。
実物大の鮭を模したみそパンで,長さ40cmくらいある。なかなかおいしい。汽車の中でこのパンを頭からかぶりついて食べたら,皆からの注目を集め,車内の雰囲気は一気になごむだろう。勇気のある方は挑戦されたい。1人で全部食べるのはきついかもしれない。

●見どころ

□天北線資料室

音威子府駅に併設。天北線は1989年4月廃止。かつての音威子府駅構内の模型があり,いまでは信じられない活況に驚く。自由に見学できる。音威子府駅前からは天北線代替の宗谷バスが1日3.5往復,運賃3890円で稚内と結んでいる。一度乗ってみたいものだ。

900-1700 無休 無料

□道の駅おといねっぷ

国道を右に徒歩3分。ここのレストランはソバなど手ごろなメニューがあり,昼時にはけっこう賑わっている。物産売り場は,野菜と「音威子府羊羹」ぐらいしか扱っていない素朴なもの。

1100-1900 第2・4火休

咲来 北海道駅前観光案内所 筬島