2010年10月9日,10日の2日間,占冠村で「近自然セミナー&ワークショップinしむかっぷ・むかわが開催された。スイス近自然研究所の山脇正俊先生を占冠に迎えての近自然セミナーは,一昨年から毎年この時期に行われている。今回は,しむかっぷふるさとふっつくふくらむ協議会(ふふふ協議会),むかわ町田園教育力再生協議会という流域2町村の住民団体による主催で,昨年に続き鵡川を通じて考える未来がテーマとなった。「50年後100年後の地域」「豊かさの指標」「循環型まちづくり」など,個人的にホットな話題がキーワードとして含まれており,全日程参加してみることにした。
12時50分,道の駅自然体感しむかっぷ到着。3連休の初日ということで,駐車場に入るのにも苦労するほどの混雑だった。
連休中,道の駅では「占冠カボ・ジャカーニバル-vol.1-」が開催され,カボチャとジャガイモを使った定番メニューや,カボチャスイーツの販売が行われていた。
6月の高速道路無料化以来,道の駅の利用者が激増しており,村内の農家でとれた野菜は,平日でも7〜8万円の売り上げがあるという。昨年の夏,観光協会の会長さんからこの野菜販売の構想を聞いていたが,現実にここまで盛況を見るとは驚いた。
地元の食材をつかったおにぎりなどを提供している「マルシェひまわり」も大人気で,行列ができていた。
この混雑では,道の駅にバスが停められないということで,急遽集合場所が役場に変更になった。
13時17分,ガイダンスが始まった。参加者は占冠,むかわ両町村のほか,新得町,富良野市,旭川市,せたな町,遠くは名古屋市から来ていた方もいた。
トマムまでは下の道を走った方が早いということで,道道を行った。十勝方面から高速道路で占冠に来た方によると,高速道路は車が連なっており,占冠に来るのにもかなり時間がかかったとのこと。
役場のトマム支所でさらに5名が加わった。中には,JRのトマム駅で降りて,ひと山登ってから歩いて上トマムまで来たという強者もいた。
バスでしばらく林道を進む。
14時10分,バスを降り説明を聞く。
散策を開始。
オオウバユリ。球根にでんぷんを含んでおり,アイヌの人たちにとっては重要な食用植物だった。
フッキソウ(富貴草)。実は食べられるという。