つつじ山を見て,あとは帰るだけ。バスの時間まで,まだ1時間半あまりあるので,温泉に入っておく。老舗の大江本家に入館した。
温根湯温泉は,団体客のほうばかり見ているとか,お湯に特徴がないとか,あまりいいことを聞いていなかったが,なんの,なかなかに素晴らしい温泉だった。温泉らしい香りのするお湯が,湯船になみなみとかけ流されていた。
温根湯温泉にはかなりの長さのアーケード街がある。役場所在地でもない商店街にアーケードがあるというのも驚きだが,その時代を超越した雰囲気も衝撃的ですらある。
アーケード街の真ん中に堂々とあったストリップ劇場は,看板が撤去され,シャッターの文字も消されていた。右の写真は昨年の9月撮影である。
ストリップ劇場の裏にあったいづほ公衆浴場は2003年に廃業している。
しかし,温根湯温泉は変わりつつある。大江本家と温根湯ホテルという2大温泉旅館を中心とした河畔一帯は,明るい雰囲気に近年再整備された。
変わりゆく温根湯温泉の核となっているのが,この山の水族館である。
昨年7月のリニューアルオープンからまだ1年もたっていないが,著名な中村元氏のプロデュースであることも話題を呼び,既に入館者数20万人を達成している。
規模はそんなに大きくないのだが,しばらくとどまっていたい気持ちになり,元気をもらえる水族館である。
水族館を出ると,そのまま道の駅の果夢林ショップに出る。ここがまたすごく,木工芸品の充実ぶりは道内随一だろう。
水族館人気で,活気を取り戻したからくり王国。
北海道を旅行している気分にさせてくれる雰囲気。売っているものもけっこう良い。
あげいもとかぼちゃだんごをご馳走になった。それぞれ200円と安い。