リンド夫人の家。「アヴォンリー街道を街道をだらだらと下って行くと小さな窪地に出る。レイチェル・リンド夫人はここに住んでいた」という,物語冒頭の風景を彷彿とさせる場所に建っている。
リンド夫人の家の隣のポストオフィスでは,猫写真展「みんな夕張」が今日から開催されていた。
時計塔・セントジョン。内部には巧妙なつくりの二重螺旋階段があり,展望台まで上がることができた。
カナディアンワールド公園の中心部を見る。これが全景ではなく,広さは写っている範囲の4倍くらいある。
時間の都合上,今日行けなかったエリアの一つ。ティーピー,クリスティアンヌ,ウッドマンという3つのギャラリーや雑貨屋さんがある模様。開園から四半世紀が経ち,風景に生活感も出始めている。
そして東側のエリアには,ハーブ生活館,キルト,フロンティアという,こちらにも3つのテナントが入っているとのこと。また来ないと。
公園入り口にあたるケンジントン駅。プリンスエドワード島には本物の駅舎が保存されているという。
駅に隣接して「石岡剛の世界美術館」があった。「野のなななのか」に出てくる印象的な絵を描いた方である。
カナディアンワールド本来のゲート。現在は外周の道路をマイカーで通行でき,それぞれの施設に駐車場があるので,エントランスとしては機能していない。
正面の駐車場も草刈りがされているが,大きなイベントがあるとき以外には,あまり使用されないようである。
有料のテーマパーク時代が8年間。無料公園となって既にその倍の時間が過ぎた。それでも今なお多くの人がこの地に思いを寄せ,生活感さえ生まれつつあるのは奇跡的だと思った。これはやはりアンの力だろう。
往時は北海道中央バスがJR芦別駅とカナディアンワールドの間を10往復程度運行していたが,現在公共交通の便はない。ただ約2km先の芦別温泉までは歩道が完備されており,そこからはバスがある。この道は国道452号線である。
20分ほどで
油谷は三井芦別,三菱上芦別,明治上芦別,高根とともに芦別五山に数えられた炭鉱だった。1947年開鉱,1965年閉山と炭鉱が稼働したのは短い期間だったが,1972年に国民保養温泉地指定の健民センターが設置され,芦別市における観光開発の嚆矢となっている。「星の降る里・芦別」のキャッチフレーズは,星型の市章に由来するのだろうが,芦別五山をシンボルとしたこの市章が制定されたのは,油谷芦別炭鉱開坑の翌年。油谷がなければ,星の降る里も何もなかったわけで,芦別にとっては恐らく聖域のようなエリアなのだろう。人がほとんどいなくなった今ども,プールに体育館,陶芸センター,花しょうぶ園など,様々な施設が地区内に点在している。
油谷地区の中心部に入り,芦別温泉スターライトホテルが見えてきた。古くは旧油谷小学校の校舎を利用した温泉だったが,現在はスターライトホテルの温泉大浴場「星遊館」,日帰専用の「芦別温泉」と,2つの入浴施設がある。
ガタタン生ラーメンの10万食突破記念キャンペーンをやっていた。
森林浴遊歩路もあるようだった。今度歩いてみたい。