渡島当別 | おしまとうべつ | 無人駅 | |
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北斗市当別 | ||
昭和5年10月25日開業 | |||
標高5m | 180人 | ||
2線(対向式) | |||
木古内より15.2キロ 釜谷より4.9キロ |
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2001.1.14下車 |
このあたりからが最も江差線らしい車窓風景となる。漁村は途切れ,海沿いを行く。線路は少し高いところを走り,海岸ぎりぎりを走る国道228号線を見下ろす。そして海の向こうには津軽半島や下北半島が見えている。曲線半径300〜400mの急カーブが連続し,長い列車の後部に乗っていると,先頭の機関車がはるか先に見えるのもおもしろい。左手は崖で何も見えないが,渡島当別に近づくと丘の上にトラピスト修道院の牧場を見ることができる。
木古内〜函館の区間では随一の観光駅で,トラピスト修道院と男爵資料館という2つの見どころがある。駅舎は昭和63年に建てられた教会風の建物で,郵便局を併設している。駅前にはお土産屋がある。
当別は北海道の各地に見られる地名で,アイヌ語のトーペツ(沼のある川の意)に由来する。
駅から徒歩15分。国道に出て右に400m歩いたところが入口。男爵記念館脇からの近道もある。男子修道院で,男性は予約により見学できるが,一般の観光客は門の金網ごしに眺めたり,有名な並木道からの遠景を楽しむ程度。早朝・深夜は門が閉ざされ,全く見ることができない。(H9.8訪問)
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トラピスト修道院に来てルルドの洞窟を見ないで帰る手はない。修道院から15分くらい杉林の中の散策路を登る。途中,修道院の裏側や,修道士の墓が見られる。ルルドの洞窟の展望台からは修道院の全景が見渡せ,さらに函館山,津軽・下北半島も望め絶景。湧き水あり。(H9.8探訪)
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駅裏徒歩5分。川田龍吉男爵は1856年の生まれ。「男爵いも」で知られるように,北海道の農業に大きな功績があった人である。新しい物好きで,日本で最初に自動車を輸入した人でもある。資料館の展示物は膨大で,農薬,実験道具から,ドアの取っ手まで,普通の人なら捨ててしまうものまで何でもかんでも展示してあり,人柄を感じられる。じっくり見ると一日かかるほどの規模。レストラン隣接。(H9.8入館)
900-1700 1-2休 500円
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