ちほく高原鉄道ふるさと銀河線

(廃止)塩幌 しおほろ 無人駅
足寄郡足寄町上利別
昭和36年2月11日開業
標高135m  1人
単線
池田より55.9キロ
西一線より1.9キロ
2002.3.18下車

●西一線→塩幌の車窓

池田から利別川に沿って山あいを走ってきた銀河線だが,この50数kmの間で既に100m以上上っている。平均すれば2‰だが,徐々に勾配がきつくなり,このあたりでは10‰勾配が頻繁に現れ,上っているという感じが強まる。
線路は国道から離れ,カラマツ林に囲まれる。畑の中に境界として木が点々と続いている場所があり奇景である。

●塩幌駅

駅周辺には廃牧場が1軒あるだけ。国道からのアクセス道路は細い砂利道で,ここに駅があると知らなければ絶対にわからないだろう。林に囲まれており,さわやかな環境だ。こんな駅でも通学の女子高生が2名乗車してきた。
ここから西に続く丘陵地帯には戦後になって千島復員軍人や満州開拓団引揚者が多数入植した。塩幌駅前からはそれら開拓地に続く道道清水谷足寄線が出ており,小さな駅ながら貫禄を感じる。戦後の開拓地だけに離農も激しいが道道沿い約20km先にある茂喜登牛小学校は戦後開拓記念館として残されている。茂喜登牛小は内陸部で最高レベルの僻地4級に指定されていた。


自転車置き場だと思われる。ほとんど使用されていない。


国道へ出る道。林の中を横切るので気持ちいい。高校生の送り迎えの車や,畑作業のトラクタがたまに通るだけで遮断機もない。


駅前から国道に出たところは道道468号清水谷足寄線の起点になっている。ミルクロードと呼ばれるこの道を走ると,まるで空を飛んでいるかのように右に左に大パノラマ景観が展開する。

●見どころ

特になし

西一線 北海道駅前観光案内所 上利別