根室本線
広内
信号場
- 開業日:1966(昭和41)年9月30日開業
- 標高:322m
- 配線:3線
- 路程:滝川より124.0キロ,新狩勝(信)より6.2キロ
●新狩勝(信)→広内(信)の車窓
新狩勝信号場から線路は雄大なカーブを描いて新得まで下っていく。信号場の部分のみ数パーミルに抑えられ,他は12パーミルの一定勾配,曲線半径は600m以上を確保している。
しばらく防雪林に囲われて視界が良くないが,一つトンネルを過ぎたところからは眺望が効く。左手に「道総研畜産試験場」の看板が過ぎていくと,雄大な扇状地に牧場が広がり,遠く新得市街を見下ろす。峠から急転直下,十勝の六百方里大平原を見ながら下ったという旧線には及ばないが,新日本八景の名に恥じない眺めだ。車窓は左側が圧倒的に良い。
●広内信号場
3線あって,普通列車や貨物列車の待避に使われることが多い。1971(昭和46)年までは職員が詰めており,上落合,新狩勝,西新得の各信号場の遠隔操作を行っていたという。奥に見えているのはスノーシェルターで,南千歳~新得間の駅・信号場に見られる。これは線路の分岐部を雪から守るためのもので,もしスノーシェルターがなければ,除雪要員の常駐が必要となる。
●見どころ
下車できない。