根室本線

帯広 ( おびひろ )

  • 所在地:帯広市西2条南12丁目
  • 開業日:1905(明治38)年10月21日開業
  • 標高:43m
  • 配線:2面4線
  • 路程:滝川より180.1キロ,柏林台より3.5キロ
  • 窓口:みどりの窓口あり
  • 乗降客数:3,854人(2015年),8,848人(1983年)
  • 最終乗降日:2020.7.23下車

●柏林台→帯広の車窓

引き続き高架区間を行く。帯広駅を過ぎた札内川の橋梁まで続く6.24kmの高架は1996年11月に完成している。

帯広は背の高い建物もあまりないので,右手には日高山脈の山々がはるか遠方,地平線まで連なっている。観覧車や天文台が見えている森は緑ケ丘公園。そして右の眼下に「ばんえい競馬」で知られる帯広競馬場が過ぎていく。

左後方から緑に包まれた国鉄士幌線跡の遊歩道が近づいてくると,間もなく帯広到着である。帯広は久しぶりに見る大きな市街で,人口は1980年に道内7位であったが,2045年の将来推計人口では道内4位となることが見込まれている。

本線から北に分かれていく国鉄士幌線跡。現在遊歩道になっている。
高架化事業の説明坂(帯広駅西側入口)

●帯広駅

かつてはステーションデパートを有する典型的な民衆駅だったが,1996年11月の高架化に伴い新駅舎となった。士幌線,広尾線が廃止された現在も,帯広発着の列車が多く利用設定され,通勤通学のほかビジネスでの利用も多い。

駅前は温泉浴場を有するビジネスホテルが多い。道内の地方都市の中では活気があると見え,繁華街も地元の人やビジネス客で賑わっている。

かつては東西に改札があったが,2001年夏に自動改札が導入された際,改札外で東西の通り抜けが可能な形に変更された。そのため,1・2番ホームと3・4番ホームの間を移動するにはいったん改札を出る必要がある。
駅弁風の豚丼が販売されている。
広々とした駅構内。西側1階に飲食店やお土産屋街があるほか,東側の2階に観光案内所があり,十勝一円の観光パンフレットを網羅的に扱っているので,観光で訪れた場合はぜひ立ち寄っておきたい。
北側の駅前。現在はホテルに囲まれており,商店街が立ち並んでいたころの面影はまったくなくなっている。

●見どころ

□緑ヶ丘公園

帯広駅南正面の公園大通をまっすぐ約2km。道立帯広美術館,帯広百年記念館,帯広動物園,かつて世界一を誇った400mベンチなどがある。


その他,徒歩圏内に見どころは少なく,バスを利用した観光が基本となる。バス乗り場は駅北口のバスターミナルに集約されている。乗り放題きっぷや定期観光バスなどうまく活用したい。

▲柏林台
HOME
札内▼