札沼線
新琴似
- 住所:札幌市北区新琴似8条1丁目
- 開業日:1934(昭和9)年11月20日開業
- 配線:2面2線(対向式)
- 路程:桑園より5.6キロ 新川より1.9キロ
- 窓口:みどりの窓口あり
- 乗降客数:7,476人(2014年),1,530人(1983年)
- 最終乗降日:2000.7.30下車
●新川→新琴似の車窓
この区間で札沼線の車窓はひとつの山場を迎える。新川を出るとまもなく札樽自動車道をまたぐ。高速道路自体が高架で,線路はさらにその上に橋をかけて越えている。そうするしかなかったのだろうが,JR北海道随一の豪快な構造物だ。ただ列車に乗っていると高速道路はあまり見えず,そうと知らなければ気づかずに通りすぎてしまう。
車窓には戸建て住宅に加えてマンションや大型店も目立つようになる。新琴似は札幌市北区の中心街であり,南東約600mには地下鉄南北線の終点麻生駅もある。
●新琴似駅
2000年3月11日の八軒~太平間高架に伴って駅舎が建て替えられた。新幹線の駅を思わせるような立派な駅になっている。新川駅と違いホームはガラス張りで外が見え,開放感がある。待合室も広々としている。
新琴似駅の名物といえば,“新ちゃん”という石でできたクマの置物。寄贈されたもので,一度片付けたところ事故が起こったため,戻してホームで安全を見守っていた。新駅舎となった今では,改札横に手厚く保護されている。
地名の由来は,1875(明治8)年に入植した琴似屯田兵村に対し,1887(同20)~1888(同21)年にその北方へ新たに入植した屯田兵村であることによる。
●見どころ
□新琴似屯田兵中隊本部
駅の裏手徒歩5分ほどの新琴似神社内にある。1887(明治20)年入植の新琴似屯田兵村(屯田兵第1大隊第3中隊)の本部(村役場的施設)として,1886(明治19)年に建てられた(屯田兵の建物は住宅も含めて,兵隊が入地する前に準備されていた)。
1000-1600 4-11の火,木,土開館