札沼線
(廃止)
本中小屋
- 住所:石狩郡当別町字中小屋
- 開業日:1935(昭和10)年10月3日開業
- 標高:20m
- 配線:単線
- 路程:桑園より35.6キロ 石狩金沢より4.5キロ
- 窓口:無人駅
- 乗降客数:13人(2014-2018年平均),80人(1983年)
- 最終乗降日:2000.5.4下車
以下,廃止前の情報です
●(廃止)石狩金沢→(廃止)本中小屋の車窓
石狩金沢を過ぎると列車の振動はいくぶん収まるが,制限速度が65km/hのため大馬力のキハ40形400番台も余力をもてあましてゆっくり走る。北海道医療大学から続いてきた旧道が線路と交差して右側に移り,このあたりから砂利道に変わる。左側は山が迫りまったく見通しが利かない。
●(廃止)本中小屋駅
貨車駅だが内部にはストーブと時計があり,この種の駅としては住民に利用されている感じがある。駅舎となっている車両は1954(昭和29)年新潟鉄工所製で種車はヨ3500とのこと。もともと貨物列車の後部に連結され,車掌が乗務していた車両である。写真に見えるコンクリートの基礎はもとの駅舎のものだろう。中小屋温泉が有名で休日には一日散歩きっぷなどを利用して訪れる人も多い。
広々とした駅前広場はゲートボール場となっており,駅前だけ妙に活気がある。周辺は野菜の直売所が多い。
●見どころ
□中小屋温泉
駅の西北西約1km,徒歩約15分。札幌近郊で古くからある温泉の一つ。一名,深谷温泉。やはりほとんどの人は車で訪れるが,ぜひとも列車で訪れてみたいところだ。日帰り温泉ブームのはしりの頃には入浴客でごった返したというが,近郊に公共温泉が多くできてからはひっそりとした雰囲気に戻っている。