宗谷本線
恩根内
- 所在地:中川郡美深町字恩根内
- 開業日:1911(明治44)年11月3日開業
- 標高:64m
- 配線:単線
- 路程:旭川より112.1キロ,初野より10.2キロ
- 窓口:無人駅
- 乗降客数:0人(2016-2020年),116人(1983年)
- 最終乗降日:2021.1.10乗車
●紋穂内→恩根内の車窓
天塩川の氾濫原を北上。線路際には林が続き,天塩川にも堤防が築かれて見通しはあまりよくないが,河畔のわずかな平地に牧草畑が続いている。国道40号が頭上を横断して恩根内駅に着く。
●恩根内駅
宗谷本線(当時天塩線)は1903(明治36)年名寄に達した後,日露戦争により工事が一時中断し,恩根内には1911(明治44)年に延伸した。往時は恩根内も1,000人以上の人口を有し,木材やデンプン,亜麻の集積地として賑わった。現在は酪農が主体となっている。
駅は1985(昭和60)年に無人化,周辺の駅と同様貨車駅となったが,1993年に現在の駅舎が建てられた。
国道はかつて恩根内市街を通っていたが,1973(昭和48)年にバイパス化され,駅前はひっそりしている。駅の日常的な利用者は皆無に近くなっており,美深町による維持管理によって駅が存続している。
駅前から名寄を結ぶ名士バスの恩根内線が発着している。
●見どころ
□アートヴィレッジ恩根内
旧恩根内小学校を改修し2012年にオープン。 カフェ、ギャラリーなどがある。駅前まっすぐ,突き当りを右折,駅から約800m。
□びふか温泉
日帰り入浴可能。周辺は天塩川の三日月湖を囲んだ公園になっており,道の駅や美深チョウザメ館ある。名士バスの恩根内線で7分。