宗谷本線
天塩川温泉
- 所在地:中川郡音威子府村止若内
- 開業日:1987(昭和62)年3月31日開業
- 標高:48m
- 配線:単線
- 路程:旭川より121.5キロ,恩根内より9.4キロ,豊清水(信)より3.6キロ
- 窓口:無人駅
- 乗降客数:0人(2016-2020年)
- 最終乗降日:2002.3.16下車
●豊清水→天塩川温泉の車窓
豊清水を出るとまもなく音威子府村に入る。音威子府はそばが特産で,ソバ畑が線路際から山すそまで広がり,8月には一面真っ白に染まって見事だ。天塩川と対岸にある温泉の建物を望みつつ,天塩川温泉駅に着く。
●天塩川温泉駅
1956(昭和31)年に南咲来仮乗降場として設置,1981(昭和56)年天塩川温泉仮乗降場と改称された。板張りの短いホームは元仮乗降場らしいが,待合室はなかなか立派。中には「ここで寝泊りはできません」という張り紙があったが,ちょうど横になるのに良さそうな台がある。しかしこの駅もまた利用者減少のため,2021年以降音威子府村が維持管理をすることで駅が残されている状況である。
名前のとおり,駅から歩いて10分ほどのところに温泉がある。良い雰囲気なので,宗谷本線の旅ではぜひとも下車したい駅だ。音威子府市街・筬島と天塩川温泉を結ぶ地域バスもあるので,片道はバスを使って音威子府まで移動するのも良い。
●見どころ
□天塩川温泉 住民保養センター
駅から1km。天塩川沿いの静寂峡にある明るい雰囲気の温泉。1989年に全面新築。温泉は無色透明無味無臭だがメタホウ酸を多量に含む特徴ある湯。レストランあり,宿泊可。露天風呂からは列車が通過して行く様子も見ることができるが,冬季は露天風呂に入れない。